2010.12.15 Wednesday
いきなりですが、昨日の続きです。



オイル分が革の繊維の中を移動する事で<プルアップ>は起こる訳ですが
革の芯まで染料が入ってる場合、
オイルと共に染料も移動します。

革の中に入り込んでいる染料だけでしたらプルアップはどの色でも
同じ様に起こるはずです。

ここで色合わせの行程が<プルアップ>の具合に影響してくるのです。


色合わせは、革の表面にのみの加工です。
表面に薄い膜をつけて色を均一化するわけです。
 
表面に膜があれば下地はみえずらくなります。
下地が見えずらいということは<プルアップ>するのも
外からはみえずらいということです。


つまり色合わせの行程で、革がチョコ色だとするとチョコ色の染料を、
色をあわせる為に沢山吹き付けると<プルアップ>が見える度合いが
少なくなるのです。
色合わせのための膜の下では<プルアップ>は
起こってはいるのですが。

そして、クロ色のものが一番<プルアップ>しないのは
革をクロ色にする為に色合わせの時、染料の他に顔料も使うからです。


これはクロという色の特殊性ともいえる特徴のためです。

一般に色の三原色といわれる、青、黄、赤を混ぜるとクロになる訳ですが
実際にクロという色をつくるのは手間のかかる作業となります。


その辺はまた次回ということで、、、

別にもったいぶってる訳ではないんですが、
やはり商品をお待ち頂いているお客様がおられますので
作業が優先という事で、ご勘弁頂ければと思います。




2010.12.14 Tuesday
昨日の予想を裏切りあまり気温も上がらず
晴れ間もみられない一日になってしまいました雨曇り



では、昨日の続きです。

革を染める為に染料槽にいれるだけでは商品としての均一性が出ない。
それで、<色合わせ>の作業が行われる、と。
昨日はここまででした。

色合わせは染料槽からだした革にエアブラシのようなもので色を付けていく
作業です。この行程でキャメルならキャメルチョコならチョコ、
クロならクロの基準になる色に仕上げていくわけです。

当然染色の前に革に油を入れる作業が入りますから
色合わせの作業はその時その時、一枚一枚、の革の状態の判断を必要とする、
熟練を要する作業となります。

そしてこの作業が今度は<プルアップ>に関わってきます。



相変わらずのヘタな写真で判りずらいですが
明度の高い色の方が<プルアップ>するのが明らかです。

<プルアップ>というもの自体が革を折り曲げることで
オイル分が革の繊維中の移動することで起こりますから
オイルの含有量が同じ革なら明るい色の方が判りやすいのは当然の事です。

しかし、同じチョコでもロットによって<プルアップ>の具合に
違いがあることがあります。
もちろんオイル分が少ないという理由のときもありますが
色合わせが原因となることもあるのです。


それではまた次回につづきます。








2010.12.03 Friday
いよいよ12月、街にはクリスマスの飾り付けが
あっちにもこっちにも星ブーツリースツリー

まあ、たいしたものでは御座いませんが,
CROPPERS SELEZIONEも多少でもクリスマスムードということで



Blacky君、サンタさんの帽子かぶりました結晶



さてさて、一昨日のサドルプルアップのカゼインについての続きです。

この加工はツヤ感をはじめからあげるためおこないますが、
水に対しては強くはありません。
つまり水分のある布などで擦ると落ちてしまいます。
均一に落ちてくれればまだいいんですがマダラにおちます。

これをたとえば液状のお手入れオイルとかを使えば
同じ事が起こる可能性があります。
もう一歩すすめて固形のオイルぶんのあるクリームでも同じことになるのは
想像に難くないところです。

もともとプルアップするほどオイルを含んだ革です。
油分をたす必要がないものに
オイル分のあるものでお手入れする、いいこととは思えません。



お使いになられていればこのカゼインは徐々に
無くなっていきます。革の上に薄い膜があるようなものなんで
使用感がでてくれば上にのっているものがなくなってくるのは
当然のことです。

そして、このカゼインがなくなってきてからが革本来の地艶が上がっていいくわけです。
ワタシ的にはここからの地艶の出方がこのサドルプルアップという革の一番いいところ
だと思っております。


使用状況にもよりますが最低一年は乾拭きだけで十分ではないでしょうか。


そのあとのお手入れの方法はというと、
これは革そのもの個体差やら使用状況などなど、いろいろな要素が含まれてきますので
一概にはいえませんが、やはり多少の油分の少ない、弊社でお薦めしております
<アニリンカーフクリーム>のようなものでのお手入れが必要になってくると
考えております。




2010.12.01 Wednesday
本日から12月。師も走るという12月、あと一月で今年も終わりですかびっくり
良い新年を迎えられるよう残りの2010年,精一杯がんばりますグッド

さて昨日に続きサドルプルアップについてです。



うちでは写真の3色展開です。

まず昨日も書きました通りこの革は見た目以上にオイルが入っております。

<お手入れは?>という質問は当然多く頂きますが
基本的にオイルレザー全般そうですがこのサドルプルアップは
乾拭きが基本と考えております。

乾拭きというのは結構じゃなく、そうとう重要なお手入れで
革本来の光沢を引き出すには必要不可欠なお手入れ方です。

まず理屈として、乾拭きで革の細かな<目>がつぶれていきます。
革の表面の細かな凹凸が無くなれば当然艶感がでてきます。
光沢というものは光の反射ですから均一な面に光が当たれば
一定方向に反射します。それが光沢となります。
当たり前の理屈です。

つや出し成分の入ったクリーム等をはじめから塗るのは絶対に避けるべきです。


サドルプルアップの革を使った製品については
使い始めからクリームをお薦めしないのには別の理由もあります。

この革はカゼイン仕上げというつや出し加工がされているからです。
カゼインというのは卵白の成分として知られています。
このカゼインは水に弱かったりします。

というところで、続きはまた次回です。すいません。












2010.11.30 Tuesday
11月も本日で終了です。
今年もいよいよ、という感じです星

御注文頂いております製品をお約束通りお届けできますよう奮闘中です嬉しい


最近お問い合わせ頂くことで多いのが革についてのご質問です。
ホームページのLeatherの項目に簡単な説明は載せているんですが、
少し詳しくご説明していきたいとおもいます。

まずは弊社製品出使用している定番中の定番、サドルプルアップからです。

ベルギーのMASURE社のオイルレザーです。
サドルプルアップのサドルはもちろん鞍をつくるのに使用する皮革ということです。
逆にいうと鞍作り用に開発された皮革ということなんですが、現在では
鞍の需要より弊社のような革小物や鞄などに使用されることが多いようです。

サドルの名がついていても<これで鞍がつくれるの?>という皮革もありますし、
サドルという名前がつかなくても良い鞍が作れそうな皮革もありますから、
サドルという名前がつく、つかないは皮革の判断基準にはなりません。

そしてプルアップというのは、、、



写真の様に革を折り曲げた時に色がかわる事をいいます。
これは革のなかのオイルが曲げることによって、革の繊維の中を移動しておこります。
曲げた箇所が白っぽくなったのはオイルがそこから移動した為です。
この現象はオイルが多く入っている皮革で起こるわけですが、MASURE社では
これを製品名に付けたという事です。

鞍を作る用のオイルが豊富に入っている革、ということで
サドルプルアップです。

ちなみにですがベルギーからの輸入品はチョコレートとかワッフルとかがおおいんですが
どれも大量に日本で消費するものでもないらしくベルギーからの貨物便というのは
多くないそうです。それでちょっとタイミングが悪かったりすると
このサドルプルアップの輸入にとっても時間がかかったり、大幅におくれたりします。
そんなわけでサドルプルアップのキャメルの入荷は年内厳しそうな雰囲気になっています。

この革に着いてはいろいろと書く事があるのでまた次回もつづけます。
2010.11.17 Wednesday
生産停止中のサドルプルアップのキャメル色。
今月末から来月初旬の入荷予定でしたが、予定より入荷が遅れそうです悲しい
早くても来月中旬以降ということのようです。申し訳ないです。
そこでラブ



ホームページ更新の写真の為に一枚だけ購入したキャメルでほんの少しだけ生産いたします。



写真でも判るとおり明度の高い色なのである程度は仕方のないことですが
トラ、血筋が少し目立つ感じの革です。
勿論、なるべく目立たない様には裁断しますが
まったく目立たなくなる事はありません。
使っちゃえば一緒だよ、っていうおおらかな気持ちでみてもらえれば
助かります。
LC Tongueを1、LC Tongue pythonを1、あとLC Blister (M)を1か2個ぐらいを
予定いたしております。まだ裁断してませんから正確ではありませんが冷や汗
気になられる方がおられましたらお問い合わせ下さい。


以前にもお知らせさせて頂きましたが
在庫のないものに関しましての御注文で年内のお届けをお約束させていただくのは
本日の受注分までとさせていただきます。
庫がなくても製作予定があるものもありますのでお問い合わせいただければ
出来る限り対応させて頂くつもりではおりますが、、、、YES!


ではでは、めっきり寒くなってきましたが週末のご来店お待ち致しております。

久しく店頭から姿消しておりましたNESTも一点だけならんでおりますグッド








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